マイブーム@技術と生活

仕事や生活に関わる技術的なことを記述します。

インテル プレミアム ビデオ ゲートウェイ - 家庭内での安全な映像配信 -

はじめに

近年、映像配信は十分に高機能になっています。ビデオ映像の量は増え続け、ユーザーは様々な機器で、いつでも、どこででも、鑑賞したいと考えています。加えて、テレビでの鑑賞は、テレビ放送のみに留まらず、インターネット配信、キャッチアップ、オンデマンドテレビ、家庭内オンデマンドにも使われます。高機能化や新しい映像配信会社の登場で、テレビ市場の競争は激しくなっています。配給者や映像メディア企業は、利益、映像、優位性を守るために、新しい方法を見つけなければなりません。同時に、複数ネットワークにまたがるサービス品質の顧客満足を獲得しなければなりません。

 

ACCESS Twine を搭載したインテルプロセッサ

インテルは、インテル AnyWAN GRX550 ネットワークプロセッサに、DLNA/UPnP 準拠 ACCESS Twine をベースにした安全なマルチスクリーン・マネージメント・ソリューションを組み込みました。

Microsoft PlayReady の例で説明します(DLNA DTCP-IP リンク・プロテクションも同じです)。ユーザーが映像を見るとき、ACCESS Twine ソフトウェアは最初に映像サーバーから必要なメタデータを取得します。そして、画面の DLNA 接続を通して情報を表示します。映像が始まると、インテルプロセッサの信頼された実行プラットフォームが映像パケットを受信します。ライセンスサーバーによって関連するハードウェアの認証が行われます。認証に成功すると、ハードウェアは正しいキーを取得し、インテル AnyWAN GRX50 ネットワークプロセッサのハードウェア暗号化ユニットに渡します。プロセッサは自律的に映像を解読化し、高速な再暗号化のために、信頼されたハードウェアに保存します。再暗号化では各々の画面のための保護キーが使われます。保護された映像が家庭内ネットワークを通して各々の画面へ配信されます。