RaTG13
コウモリコロナウイルス RaTG13 は, キクガシラコウモリに感染する, SARS に似た, ベータコロナウイルスです。2021 年現時点では, COVID-19 を発症する SARS-CoV-2 ウイルスに最も近縁のウイルスです。
自然宿主
ウイルスが自然界で存続する場を提供している動物。一般的にウイルスは平和共存している。
武漢とは大分離れているみたい。
石正麗 Zheng-li Shi
武漢ウイルス研究所の著名研究者。2019年秋, 同研究所の複数の研究者はコロナウイルス感染症と似た症状が出て, 体調を崩した。
進化系統樹
こちらの論文。日本で検出された Rc-o319 は, そのスパイクタンパク質は, ヒトの ACE2 受容体には感染しなかった。RaTG13 は SARS-CoV-2 の隣。
こちらの論文 (2021/5/27, ACS Medicinal Chemistry Letters)。分子生物学では, SARS-CoV-2 は, 研究所において RaTG13 の遺伝子操作で機能獲得し作られたことを示している。え。